top of page
_S2A1139.jpg

診療チーム紹介

膝関節チーム

膝チーム紹介

佐藤行紀講師、渡邊隼人助教を中心に年間300件以上の膝関節手術を行っています。
膝関節は大腿骨・脛骨・膝蓋骨の3つの骨からなる、最も大きな荷重関節になります。骨同士の接触面は弾性に富み・耐摩耗性に優れた硝子軟骨からなる関節軟骨に覆われ、線維軟骨からなる半月板が衝撃・負荷を吸収し、半月板・十字靱帯・側副靱帯などの構成組織により膝関節は安定しています。これらの組織の変性・損傷により膝関節痛を生じます。
保存治療で改善がない慢性疾患(変形性膝関節症、骨壊死、関節リウマチなど)、スポーツ外傷(靱帯損傷、半月板損傷など)など多数の患者様を紹介いただいております。

杏林大学医学部付属病院 整形外科 膝チーム

変形性膝関節症に対する手術

人工膝関節全置換術・人工膝関節単顆置換術、膝周囲骨切り術を主に行っています。

また、当科で開発した人工膝関節を2009年から使用開始し、2024年現在で1000例を超える症例数となっています。

 

スポーツ外傷

関節鏡視下手術を主に行っており前十字靭帯再建術、半月板縫合術を積極的に行っています。スポーツ復帰に向けたリハビリが非常に重要となるため、関連施設である三鷹にある武蔵野アトラスターズスポーツクリニックと連携し、スポーツ復帰に向けた積極的なリハビリテーションも行っています。

変形性膝関節症

症状

中高年の女性に多く発症し、膝の痛みを主訴とします。徐々に正座、しゃがみ込み、階段昇降での痛みが出現するようになり、進行すると動作時の疼痛に加えて、関節可動域制限、O脚変形が顕著となってきます。

原因

関節軟骨の変性・老化、外傷、素因(遺伝子)などが原因として考えられています。 加齢によるものは関節軟骨の変性(弾性の低下、摩耗)がすすみ徐々に変形がおこります。

治療方針

まずは保存加療を考えます。大腿四頭筋の強化、肥満があれば減量、正座を避ける等予防的に取り組んでもらい、症状に応じて薬物療法・理学療法(リハビリテーション)も考慮します。外用薬(湿布、軟膏等)、内服薬(消炎鎮痛薬)で疼痛コントロールを行い、ヒアルロン酸の関節内注射を行うこともあります。保存加療によっても症状が改善ない場合に手術加療を検討します。手術は膝周囲骨切り術、人工膝関節置換術などがあり、年齢・活動性・変形の程度などから治療法を決定します。

杏林大学医学部付属病院 整形外科 膝チーム

人工膝関節全置換術(TKA)、人工膝関節単顆置換術(UKA)

TKA

杏林大学医学部付属病院 整形外科 TKA

UKA

杏林大学医学部付属病院 整形外科 UKA

膝周囲骨切り術(OW-HTO、OW-DTO、Hybrid CW-HTO、DLO)

OW-DTO

杏林大学医学部付属病院 整形外科 OW-DTO

​DLO

杏林大学医学部付属病院 整形外科 ​DLO

膝スポーツ外傷(靱帯損傷、半月板損傷など)

サッカーやラグビーなどのコンタクトスポーツで相手と接触した際に膝を捻ねることで接触型の損傷を生じたり、バスケットボールやバレーボール中に急な方向転換、ジャンプの着地時に膝に過度な負担がかかることで非接触型の損傷を生じます。スポーツでの受傷がほとんどですが、日常生活のなかで靱帯損傷、半月板損傷を生ずることも多々あります。いずれの外傷においてもスポーツ復帰、日常生活への復帰のためには、正確な診断とそれに対する治療、リハビリテーションが重要となります。

対象疾患

膝前後十字靭帯損傷、内側・外側側副靱帯損傷、半月板損傷、膝蓋骨脱臼、OCD(離断性骨軟骨炎) 等

診断

問診(受傷起点)、診察(徒手検査)、画像検査(X線、超音波、CT、MRI)などから診断します。

治療

症例に応じて保存療法(装具、リハビリなど)・手術療法を選択します。

前十字靭帯損傷 ⇒ 関節鏡下前十字靭帯再建術

杏林大学医学部付属病院 整形外科 関節鏡下前十字靭帯再建術
杏林大学医学部付属病院 整形外科 関節鏡下前十字靭帯再建術

半月板損傷 ⇒ 関節鏡下半月板縫合術(フィブリンクロット使用)

杏林大学医学部付属病院 整形外科 関節鏡下半月板縫合術(フィブリンクロット使用)
杏林大学医学部付属病院 整形外科 関節鏡下半月板縫合術(フィブリンクロット使用)

研修・教育

カダバートレーニング

1-2年毎に希望者を対象に手術手技および解剖知識のアップデートを目的として海外でカダバートレーニング(関節鏡、人工関節、骨切りの手技などの研修)を行っています。

bottom of page