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診療チーム紹介

脊椎・脊髄チーム

脊椎・脊髄チーム紹介

日本脊椎脊髄病学会認定指導医の細金直文教授、高橋雅人准教授、竹内拓海助教、小西一斉助教を含む6名のスタッフで構成されています。年間約300件の手術を行っており、高度な医療技術と経験を持つチームによって、患者様の脊椎脊髄関連の疾患に対する治療が行われています。


腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアのほか、小児側弯症成人脊柱変形、また靭帯骨化症脊髄腫瘍などの難治症例にも積極的に取り組んでおります。当院は日本脊椎脊髄病学会の脊髄モニタリング委員会の研修施設であり、このような高難度手術はモニタリングを用いて安全に手術を行っております。

杏林大学医学部付属病院 整形外科 脊椎・脊髄チーム

当教室で扱う主な疾患と手術

特発性側弯症ならびに成人脊柱変形に対する矯正固定術

特発性側弯症

思春期の女児に多く発症し成長とともに進行する可能性がある疾患です。装具加療を行っても進行してしまう場合や診断時に既に大きな角度(45°くらい)である場合は矯正手術を検討します。

成人脊柱変形

加齢に伴い中高年になってから脊椎が弯曲してくる疾患です。手術は患者さんの負担を極力軽減するため2回に分ける手術(2期的手術)を主に行っております。はじめに腰の脇から切開し椎間板に人工骨や移植骨を挿入(OLIF/XLIF)し、約1週間後に背中からスクリューを用いて矯正する手術を取り入れております。

杏林大学医学部付属病院 整形外科 特発性側弯症
杏林大学医学部付属病院 整形外科 成人脊柱変形
最少侵襲低脊椎治療(MIST手術)

大きな切開を伴わない低侵襲手術手技である経皮的椎弓根スクリュー(percutaneous pedicle screw:PPS)や、側方から椎間板にアプローチするLateral interbody fusion(XLIF, OLIF)を積極的に行っております。XLIFは資格制度となっておりますが、細金教授は資格取得の指導を行うfacultyでもあり、当脊椎班医師は大学在籍中に全員が資格取得するようにしております。

 

また近年増えているびまん性特発性骨増殖症(DISH)に伴う脊椎疾患は治療に難渋することが多いことが特徴ですが、本症に対して当教室から報告した強固な固定性の得られるスクリュー挿入法 Double Endplates Penetrating Screw (DEPS)法を用いて良好な治療成績が得られております。

関節が痛い(京セラ株式会社):竹内 拓海医師インタビュー ›

杏林大学医学部付属病院 整形外科 DISH関連椎体骨折に対してDEPS法を施行した症例

DISH関連椎体骨折に対してDEPS法を施行した症例

後縦靭帯骨化症、脊髄腫瘍

一般的な手術に比べ術中術後合併症が多い高難易度手術です。当院は脊髄モニタリング研修施設であり、術中脊髄モニタリングを併用し安全に手術を施行しております。

杏林大学医学部付属病院 整形外科 脊髄モニタリングを使用した脊髄腫瘍摘出例

脊髄モニタリングを使用した脊髄腫瘍摘出例

研修・教育

大学病院のみならず、関連施設でも多くの脊椎手術を行っております。東京都内の久我山病院、東大和病院、調布病院、清智会記念病院に加え、茨城県の小山記念病院、福島県の白河病院などがあり、後期研修期間に勤務することが可能です。

 

また国内でも有数の脊椎手術件数(年間1000件以上)を誇る村山医療センターや慶友整形外科病院(群馬県館林市)などでも国内留学先として研鑽を積むことが可能です。

杏林大学医学部付属病院 整形外科
杏スパインセミナー

研修医を対象とした手術手技セミナーを毎年開催しております。

実際にブタ脊椎を用いて椎弓根スクリューの挿入や、エアードリルを用いた椎弓切除(除圧術)を体験してもらい、脊椎外科指導医に直接指導を受けるというものです。大変好評で継続して行っております。

杏林大学医学部付属病院 整形外科
杏林大学医学部付属病院 整形外科
杏林大学医学部付属病院 整形外科 杏スパインセミナー
杏林大学医学部付属病院 整形外科 杏スパインセミナー
関連病院全体カンファレンス

月に1回関連病院を含めた脊椎脊髄班全体でカンファレンス(現在はリモート)を行っております。

症例の相談や希少疾患についての勉強会、科を越えた勉強会(麻酔科医師からのエコー下頸部神経根ブロックのセミナーなど)も行っております。

杏林大学医学部付属病院 整形外科 脊椎疾患に使える超音波ガイド下神経ブロック
杏林大学医学部付属病院 整形外科 頚部神経根ブロック
多摩脊椎カンファレンス

多摩地域で脊椎手術を行っている施設が集まって年に2回、稀少症例や治療に難渋した症例の発表、及び全国からオピニオンリーダーを招聘した講演会を行っております。他施設の医師との意見交換や交流の場となっており、毎年脊椎新人医師の発表の場にもなっています。

杏林大学医学部付属病院 整形外科 多摩脊椎カンファレンス

研修医の先生方へ

関東の若手脊椎外科医が集って症例を検討するYong Spine Surgeons Meetingという会合に竹内助教を中心に参加し、他大学の医師との交流を盛んに行っております。若手ばかりの会なので、臆せず本音を語れるとても楽しい研究会です。

 

是非当教室脊椎班に入って、他大学の医師たちと熱いdiscussionを交わしましょう!

杏林大学医学部付属病院 整形外科 Yong Spine Surgeons Meeting
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