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杏林大学医学部付属病院 整形外科 稲永紗季

メッセージ

稲永 紗季

いななが さき

出身大学:杏林大学(2011年卒)

SAKI INANAGA

メッセージ

稲永 紗季

出身大学:杏林大学(2011年卒)

[国内留学中:善衆会病院]

いななが さき

子育てと両立した国内留学

私は2011年に杏林大学を卒業して、初期研修を経て、2013年に杏林大学整形外科に入局しました。入局後は関連病院で勤務し、2016年に長女を出産した後は働く日数を減らしてもらいながら勤務を継続することができました。そのような状況の中、2021年4月から2年間、群馬にある善衆会病院に国内留学も経験させていただきました。
善衆会病院は手術件数も多く、杏林大学からも毎日のように外勤で膝班の先生たちが来て教えて下さって、大変勉強になりました。また群馬の生活は、広大な土地と自由な幼稚園を娘が大変気に入り、お世話係として連行した母も温泉や家庭菜園を楽しんでくれたので本当に楽しかったです。(東京に残留した主人との週末婚も程よい距離感でとてもよかったです)

応援して下さる先生がたくさんいる環境

このような機会を与えて下さった医局には感謝の気持ちでいっぱいです。
2023年4月からは関連病院の佼成病院で勤務し、同じ膝班の先生に引き続きご指導いただきながら診療行っております。2024年度からは佼成病院が杏林大学付属杉並病院になるのでそのまま引き続き働くことになりました。最初は産休育休になりますが、休みが明けたらまた頑張ろうと思います。
臨床研究ではロコモティブシンドロームをテーマとしていただいて、パソコンソフトの使い方から手取り足取りのご指導いただき、論文を完成することができました。今後は学位取得に向けて、産休の暇な時間を有効活用したいと思っています。

スポーツとの関わり

また横河アトラスターズ/アルテミスターズというラグビーチームのチームドクターをやらせてもらっています。まだまだ不慣れで緊張しますが、スポーツを頑張る選手をそばで見ると元気がでますし、娘も応援するのが楽しいようで貴重な経験をさせてもらっています。

女医としての働き方

順風満帆のように書いていますが、妊娠や出産、流産などで、急な欠席が続いたことや、フルで働けないはがゆさから仕事をやめたくなったことは何度もありました。迷惑ばかりかけてまで仕事を続ける自分が嫌になることもありました。しかし、当時の医局員や医局長、教授までもが、いつも親身に優しく声をかけて下さり、当直の免除や外来診療のみでの時短復帰でなんとか妊娠や産休明けを乗り越えることができました。妊娠中の不安定な時期に外勤を認めてくださった外勤先の部長の先生の存在もとてもありがたかったです。産休後は出向先の佼成病院の先生のご理解とご協力により、今日まで整形外科医を続けることが出来ました。善衆会病院への国内留学も、膝の手術をたくさん教えてもらう中で希望するに至りました。認めて下さった教授はじめ医局の先生に何より感謝しています。

温かい医局

どこに入局しても、男性でも女性でも思い通りにいかないことや辛くやめたくなることは必ずたくさんあると思います。その時に親身に相談に乗り、応援して下さる先生がこの医局にはたくさんいます。どんな時も前向きに、希望を持てる働き方、臨床、研究の道筋を一緒に見つけて導いてくれます。規模が小さい分、とても温かい医局です。今までたくさんの先輩方にしてもらったように、今度は私が新しい先生達のお役に立てたらと思っています。ぜひ杏林大学整形外科で一緒に働きましょう!

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