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教室紹介

研究のご紹介/人工関節研究グループ

当研究班ではTEIJIN NAKSHIMAと共同で、3次元透視画像装置を用いて日本人膝の骨形態を計測し、日本人に適したインプラント設計をコンセプトとして、杏林大学式人工膝関節(Venus Knee)を開発しました。機種の特徴としては日本人に合ったサイズバリエーションと正常膝に近い動態の再現です。特に日本人の生活様式にあった機種である事を目標に開発しています。臨床使用を2009年より開始し、現在症例数は1000例前後となっています。

Venus KneeはPS、Mobile Bearing型の人工膝関節で、ポリエチレンインサートへの応力負荷が問題になりますが、3次元有限要素法を用いて、日常生活動作における応力解析を行い充分な強度を有することを証明し、臨床上もポリエチレンの破損等は認めて降りません。Mobile Bearig型の人工膝関節は世界で広く使用されていますが、生体内でどのような動態を示すかは、はっきりと証明されていません。

大阪大学に協力を頂き、image-matching法を用いてVenus Kneeの動作解析を現在行っております。現在までの結果では、正常膝に近い動態を示すことがわかってきており、現在研究を継続しております。

杏林大学医学部付属病院 整形外科 研究のご紹介/人工関節
杏林大学医学部付属病院 整形外科 研究のご紹介/人工関節
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